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東日本リーグ2018(第1回) 第3節リーグレポート

2019.3.10 (日)    取材・文   永田 淳

東日本アンプティサッカーリーグ第3節の2試合が3月10日、東京都調布市のJ-SOCIETY FOOTBALL PARK 調布にて開催された。

第1試合

ガネーシャ静岡AFC とAFC バンブルビー千葉による第1試合は、序盤から次々と相手の攻撃の芽を摘む守備を見せた若杉幸治の持ち上がりと、前線で変化をつける後藤大輝を中心に流れを作ったガネーシャが主導権を握る形で進んだ。

アンプティサッカーを始めて5ヶ月程度という高校生プレーヤー後藤大輝は、義足でプレーしてきたサッカーと空手の経験を活かしてチャンスを創出。ワンタッチプレーで周囲を活かし、巧みなコントロールからの突破で自らもゴールへ迫った。

ガネーシャは8分に柴田眞佑がゴール左上に決めると、19分には若杉が立て続けにゴールするなど前半だけで5得点。バンブルビーは前線で孤軍奮闘した松田倫知が直接FK による1ゴールで前半を終えた。

後半に入ると出足が良くなる場面の増えたバンブルビーも反撃を見せる。試合を通して厳しくも温かみのある声援を受けた中学生・福田柚稀が松田とのコンビで

前線に顔を出して観客を沸かすと、39分には田中啓太のラストパスを松田が冷静に流し込んで2 点目。選手を入れ替えながら、可能性を感じさせる戦いぶりを示した。それでも要所での差が明暗を分ける形となり、29分、36 分、46分に後藤が得点を重ねたガネーシャが、最終的に8−2というスコアで前節に続く勝ち星を手にした。

第2試合

FC アウボラーダと合同チームの顔合わせとなった第2試合は、今リーグ3連勝を狙うアウボラーダが攻守両面で質の高さを感じさせる内容で試合を支配した。

2分にエンヒッキ・松茂良・ジアスがドリブルから先制点を挙げて早々に先制すると、そこから1 分経たぬ間に秋葉海人が追加点。丁寧にボールを動かしながら、選手が有機的に連動する攻撃を展開し、最後は左のエンヒッキのテクニック、右の秋葉のスピードという武器を効果的に使ってゴールを陥れ、25分間で5得点を記録した。

合同チームは松崎祐亮の迫力ある突破をきっかけに攻撃の形を探ったが、後半もアウボラーダの安定感は揺るがなかった。石井賢、久保満寛の若いプレーヤーもスムーズに関わる中で着実に加点し、最終的に10度ネットを揺らすことに成功。流れを読んだポジショニングと配球で支えた細谷通主将を中心とした守備に綻びもなく、3試合連続となる無失点での勝利を飾った。

エキシビションマッチ

第2 試合終了後に実施されたエキシビションマッチでは、各チームの選手に健常者も加わってプレー。リーグ戦とは違った和んだ雰囲気の中で行われた25 分間は、観客を楽しませるだけでなく、終了後に「これからアンプティサッカーやります!」と選手としての参加宣言が飛び出し、新たなプレーヤー発掘にもつながるものとなった。興味はありながらも観戦や体験をまだしたことのない人々には、今後ぜひ気軽に足を運んでもらいたい。

初の試みとなった東日本リーグはこの日で終了となったが、2019年度も6月と9月に第1節~第3 節、12月~翌3月の間に第4節~第6 節の開催が予定されており、「試合が増えることは大きなモチベーションになる」(合同チーム 松崎)と各チーム、選手たちの意気込みを刺激する大会となっていきそうだ。

選手のコメント

後藤大輝(ガネーシャ静岡AFC)

今日の試合を振り返って

まず試合に勝ったことが一番大きな喜びです。個人としては、前節に続いて点を取ることができ て、勝利に貢献できて良かったです。

自身のプレーは満足いくものだった?

決定力に関してはまだまだだと思います。5月のレオピン杯に向けて、決定力を上げていきたい と思います。

余裕を持ってプレーできているように見えました

普通のサッカーと違って、クラッチを使う分移動が遅くなるので、義足で普通のサッカーをやっ てきたからこそ、周りを見ることができる。自分でいくか、周りを使うかの判断がスムーズにでき ると感じています。

アンプティサッカーに切り替えたのは?

元々空手もやっていて、義足が壊れて技師さんのところに行った時にポスターを見て、アンプテ ィサッカーを知りました。そこから始めて5ヶ月程度です。だいぶ慣れましたが、最初は筋肉痛が ひどかったです。(笑)

空手経験も活きているプレーでした?

ボレーシュートには活かせているかなと感じています。

松田倫知(AFC バンブルビー千葉)

今日の試合を振り返って

負けたのでそこは悔しいです。リーグ戦でやりたいと思っていた事の一つに、(福田)柚稀 に点を取らせたいという事があったのですが、今日も結局取らせられなかったことも、悔しいと感じています。

直接FK ゴールですぐに喜ばなかったのも、福田選手に決めてもらいたかったから?

点は入りましたけど、彼に合わせるために蹴ったボールだったので。ゴールしたという意味では 嬉しいですが、彼に合わせられなかったという反省はあります。

福田選手に得点してもらいたい理由は?

1点決めることで色々なことが変わると思っています。彼は一生懸命練習しているし、今後必ず 伸びていく選手。楽しく頑張っているところから、さらにランクアップしていくためのきっかけと して、ゴールがあると思う。その経験で見えてくるものがあると思っています。彼に教えてあげら れることは教えていきたいと思っています。

チームとしての戦いについて

後ろからの押し上げはチームとして必要になるかと思います。全体として連動がまだできていな いので、そこが課題だと思っています。

細谷通(FC アウボラーダ)

今日の試合を振り返って

試合に勝てたことは二重丸。ただ、試合内容としては、もっと点も取れたと思うし、満足はして いないです。徐々に目指す形の部分が見えるようになったのは良かったですが、いつもスロースタ ートになってしまうところは課題ですね。

安定した試合運びではあったと思います。 足が止まってしまっている場面も多いので、止まらず精度を上げていくようにしたいと思います。 まだまだレベルは高いとは思っていません。チームとして優勝できるようなところまで上げていき たいと思っています。

松崎祐亮(合同チーム)

今日の試合を振り返って

相手のアウボラーダさんはサッカーの理解度が高くて、サッカーを良く知っている選手が多いと 感じました。普段はTSA でプレーしているのですが、合同チームでは何度もプレーさせてもらっ ているので、違和感は特にありませんでした。

自分自身は怪我の受傷が昨年1月、8月にアンプティサッカーを始めたという事で未だプレー歴は短いのですが、ヒッキ選手とは同い年という事もあって、負けないように頑張りたいと思って います。

アンプティサッカーを始めたきっかけは?

入院中に病院の先生から教えてもらいました。8 歳からずっとサッカーをやっていて、もう一度 ボールを蹴りたいと思っていたところでアンプティサッカーを知ったので、やるしかないなと思って練習参加させてもらうようになりました。今は楽しくて仕方ないですね。

東日本リーグ2018  第3節試合結果詳細

東日本リーグ2018 第3節試合結果

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