特定非営利活動法人 日本アンプティサッカー協会 理事長 武田 信平

この度、多くの皆さまのご協力とご支援により「第7回日本アンプティサッカー選手権大会2017」を開催させて頂くことになり、心から厚く感謝を申し上げます。
アンプティサッカーが日本に紹介されたのが2008年、翌2009年に協会を設立し普及活動を開始しました。2010年にはワールドカップに出場したものの、16ヶ国中15位と惨憺たる成績、世界との差を思い知らされると同時に、国内における普及と選手強化の必要性を強く認識させられました。この課題を解決する狙いで始めたのが日本選手権大会です。少しずつですがチーム数も増え、現在では9つのチームが設立され約90人の選手が活動しています。しかし全国でたったの90人です。切断障がいを持つ方々に、こんなに面白いスポーツがあるということを知って貰いたい。そして、クラッチを手にして挑戦して貰いたいと切に望んでいます。今回参加している選手も初めはボールを蹴ることすら覚束なかったのです。でも、練習を続けることによって素晴らしいプレーができるようになりました。それはアンプティサッカーに大きな魅力があるからだと思います。さー始めてみましょう。
今年の6月にポーランドで行われた国際大会に招待され、6ヶ国中3位、国際試合で初のメダルを獲得しました。加えて日本選手からMVPが選出されるという栄誉にも輝きました。今後も国際大会においてもより上位の成績を収めることによって、アンプティサッカーをより多くの方に知って貰い、益々盛んにしていきたいと考えています。そのためには競技人口の拡大を図り裾野を広げていかなければなりません。その意味でも多くの方にチャレンジして貰いたいと考えています。
今大会を開催するに当たり多くの企業様よりご協賛を賜りました。また多くの関係者の皆さまからご支援とご協力を賜りました。心より厚く御礼を申し上げます。

特定非営利活動法人 日本アンプティサッカー協会 最高顧問 セルジオ越後

この度、「第7回日本アンプティサッカー選手権大会」を迎えられた事を多くの方々に感謝申し上げます。これもアンプティサッカーを応援下さる家族やスタッフそしてサポーターの方々のお力添えだと確信しております。昨年に続き川崎市との共催をいただき、富士通スタジアム川崎では三回目の開催となります、この素晴らしい環境の下で大会を継続し、アンプティサッカーを始め障害者スポーツに取り組む事が、「かわさきパラムーブメント」の理念に通じ、川崎市の未来への発展につながります。
本年6月には「AmpFutbolCup2017」第6回国際アンプティサッカートーナメントがポーランドにて開催され、日本選抜チームは銅メダルを獲得し、大会最優秀選手に萱島比呂選手(FC九州バイラオール)が選出されました。
今大会は各チームが優勝を目指すとともに、各選手にとってもプレーのレベルを向上させ日本代表選手に名乗り出るビッグチャンスです。
アンプティサッカーは、見る人を感動させ、勇気をもたらしてくれます。近年障がい者スポーツは新しい文化に成りつつあり、その機運も大きく高まっています。選手皆さんの不断の努力が、素晴らしいプレーとなり応援に来られたお客様を感動させます。これらが積み重なりアンプティサッカーが発展していきます。最後になりましたが、今大会開催にあたり、共催頂いた川崎市や、ご後援・ご協賛・ご協力を頂いた各協会や各社の皆様方はじめ、日々ご尽力頂きます多くの関係者皆様には厚く御礼申しあげます。