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10月

【特集】ガネーシャ静岡 若杉 幸治選手 ~壮絶な手術との戦いから、日本代表になるまで~

選手の人生

2000年に事故に合い、足が残すか残さないかの選択を迫られました。どうしても足を残したいと思い、そこから壮絶な手術との戦いが始まりました。1年半をかけて20回は手術を行いましたが安定しませんでした。そこから足をどうするかはっきりさせたいと思い、ついに足を取ろうと決断しました。
足を取った後の14年間は、とりあえずの人生でした。そんな中、2013年にアンプティサッカーに出会いました。その当時は肥満でスポーツなんてできなかったし、やる気も無かったです。どうしても自分がやるっていう感覚にはなれなかったですね。でも、家族全員がサッカーをやっていることもあり、「自分だけがやっていない」という疎外感もありました。
ずっとガネーシャ静岡の代表さんがアンプティサッカーをやってみたらどうかと勧めていました。1年間ぐらいはほっといていましたが、ずっと頭の片隅にあり、なんとなく悶々としていました。
37歳の時、初めて練習に参加しました。チームには50代の方ばかりでしたが、肥満で歯もたたなかったです。「おっさんに負けたくない」と思い、アンプティサッカーをやり始めるようになりました。
アンプティサッカーを始めてから1ヶ月後に大会があり、若い人達を見て、敵わない、もう無理だ、熱くなる前にやめようと思いました。けれど、それ以上にアンプティサッカーに関わっている人は皆上昇志向があり、その環境に身を置いていたいと思いました。モチベーションは不安定な状態だったけど、負けん気の強さで、ついに日本代表になりました。

今後の目標

代表にもう一度なりたい。若い子に負けたくない。向上心を忘れず、自分にも負けたくない。いずれアウボラーダのエンヒッキ選手とやりあえる選手になりたい。

チームの特徴

ガネーシャ静岡は、キングカズ選手のお兄さんがチーム名の名付け親なんです。カズさんのお母さんも応援してくれています。チームメンバーは8人ぐらいで、本大会はTSA FCと合同で出場します。ガネーシャ静岡の若い人たちも進歩しているのでそこを見てほしいです。

今大会の抱負

レオピン杯では初出場で、アウボラーダから1点取った。次はもう一個上を目指して行きます!!

インタビューレポート

若杉選手のお話から「負けたくない」という思いの大切さを感じました。自分がどんな状況でも、周りや自分に負けたくないと思い日本代表になった若杉選手がすごいです。また、お話を聞いていてチーム愛に溢れている方だなと思いました。本大会ではさらに進歩したガネーシャ静岡の選手たちのプレーが楽しみです!